錦帯橋の構造

錦帯橋は、わが国の木造アーチ橋で最大のものです。延宝元年(1673年)、岩国藩三代目吉川広嘉によって、当時城館のあった横山と城下町をむすぶ城門橋として造られました。
300年以上前に造られた橋の構造は、現代工学の観点からみても大変優れたものだということがわかっています。
また、錦帯橋は構造が珍しいだけでなく、その姿かたちの美しさ、橋下を流れる錦川の清流やとり巻く自然の美しさ、変化に富んだ四季の移ろいゆえ名橋とたたえられています。



錦帯橋の写真錦帯橋の写真
 
築城技術と組み木の技法を最大限に生かした、アーチ型五条の木橋です。
総長193m幅5m、橋上からの圧力で強度が増して頑強になる仕組みで、構造そのものには釘が一本も使われていません。裏から見た形から「そろばん橋」の別名があります。


錦帯橋の歴史

延宝元年(1673年)、岩国藩三代目吉川広嘉によって造られた錦帯橋は、完成の翌年の大洪水で一度流失しましたが、その翌年には更なる改良を加えて再建されました。その後は老朽化による掛け替えは行われたものの、度重なる自然災害にも流失することはありませんでした。
しかし、昭和25年(1950年)のキジア台風による錦川の増水で、276年間持ちこたえ続けた錦帯橋は全壊、流失してしまいました。
錦帯橋は岩国の象徴であるという思いから、岩国市はすぐに再建事業を決定し、巨額の事業費と約2年の歳月を費やして、昭和28年(1953年)1月に名橋は復元されました。



平成の架け替え

木造橋ゆえの腐朽による傷みがみられるようになったため、平成13~16年にかけて、50年ぶりに架け替え工事が行われました。橋脚部分を除く木造部分が、現橋の形や構造そのままに再建・修復されました。



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